ゆり根の新品種『白玲』って一体なんだろうか【現在1軒の農家でしか手に入らないゆり根】
北海道は食用ゆり根の生産量が第1位
北海道で作られているゆり根は白銀がほぼ占めていますが、近年白銀の劣化が見られることから新品種ゆり根の栽培が進められています。
手前が白銀・奥が白玲になっており、白銀が病気になっているのが素人の目で見てもわかります。
元北海道立農業試験場の山貫先生に病気について説明して頂きました。
▲葉枯病を確認しました。
▲左が白玲の育ての親 鷹松さん 右が白銀と白玲の生みの親 山貫さん
ゆりねは食卓に届くまで3年の月日がかかります
作付けから収穫まで3年の月日がかかるゆりねは、連作障害を避ける為に毎年植えるところを変えなければなりません。
植えて→掘って・植えて→掘って・植えて→収穫まで時間と手間がかかっています。
そして秋口の寒い中水道でゆり根をひとつひとつ丁寧に洗って発送するので、生産者が少なくなっているのが現状です。
▲見ているだけで寒いです この日の気温9℃。。。
洗いおがくずの中に入れて届けられます
綺麗なゆり根になりました、洗っているときに黒いかたまりが付いているゆり根があったのですが、黒いかたまりが付いているゆり根はまた美味しいとのこと。もちろん洗ってしまうのでご家庭につくころにはわかりませんが。
丁寧に洗ったあとはおがくずの中にゆり根を入れられ、箱に詰められます。
衝撃と擦れに弱いゆり根はおがくずがみっちり詰まった箱に入れてお届けします。
生産量日本一の北海道ではあまり食べられていないゆり根
北海道のゆり根生産量は約95%ですが、そのほとんどは関西圏に発送されています。
茶碗蒸しに入れるのが定番みたいですが、今回は素揚げとカレーに入れて食べてみました。
▲まずはゆりねを洗っておがくずを落としてから汚れているところを取り除きりん片を剥がしていきます。
▲りん片の間にも砂が入っていたりするのでよく洗い汚れているところなどを取り除きます。
▲油であげてみました熱々をちょっと味見『ホクホクでおいしい!!』
▲カレーはゆり根を入れて7分程度コトコト煮込んで完成!
ゆり根のシャキシャキ感がまたイイ!お米は北海道旬直梶田さんの新米ななつぼしを使用してのカレーでした、あっさりしたななつぼしが美味しいので食べ過ぎました。
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